実は知られているようで意外と知られていない?!神社仏閣への参拝を遠慮すべき日とは?

実は知られているようで意外と知られていない?!神社仏閣への参拝を遠慮すべき日とは?

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待乳山聖天の本堂で購入できる「大聖歓喜天禮拝作法 全」(経本)の信者の心得の一番初めに

一、お詣りの日は身も心も清浄に保つこと、 忌服中、又は御婦人の月の障りの間は本堂内の参拝を遠慮すること。

とあります。
1番初めに書かれているということは、待乳山聖天では凄く重要視している事と私は解釈しています。

 

忌服(きぶく)とは服忌(ぶっき)は同義語で、親族などの死亡にあたって、近親者が一定の期間喪に服することです。

一定期間、神社仏閣に足を運ぶのは遠慮した方がいいという事実はなんとなく知ってはいましたが、具体的に何日間、遠慮した方がいいかということを知らなかったので、自分の勉強も兼ね調べてみました。

 

服忌について

神社仏閣によって諸説色々とあるかと思いますが、調べるに当たって神社本庁のホームページを参考にしました。

 

親族が亡くなったとき、身内の者は喪に服しますが、このことを「服忌(ぶっき)」といいます。

「忌」とは故人の祀りに専念する期間、「服」とは故人への哀悼の気持ちを表す期間のことをいいます。

戦前までは、江戸時代に定められた「服忌令」が公的な基準として用いられていました。
この「服忌令」によると、最も期間が長いのが父母の場合で、「忌」が五十日、「服」十三ヵ月でした。それ以外の親族は、「親等」が離れるに従い期間が短縮されています。

戦後、官公庁などでは職員の服務規程の中で、「忌引き」の期間が定められました。
配偶者は十日間、父母は七日間とするのが一般的なようですが、基本的には各地域の慣例に従っているのが現状です。

「服忌」については、地域に慣例がある場合、その慣例に従うのが適切です。特に慣例がない場合には、五十日祭までが「忌」の期間、一年祭(一周忌)までを「服」の期間とするのが一般的でしょう。

ですから「忌」の期間である五十日を過ぎれば、原則として神事を再開しても差し支えないと考えられます。
「忌」の期間中は、神社への参拝を遠慮しますが、やむを得ない場合には、お祓いを受けるのがよいでしょう。

平成21年7月31日

引用:神社本庁HPより

 

「忌」の期間である五十日を過ぎれば、原則として神事を再開しても差し支えないとありますね。

亡くなられた方との血縁関係によっては、忌服の期間を50日よりも短い期間にされていたりするようで、一律50日というわけではないようなので、各、神社仏閣に問い合わせをされるとより確実かと思います。

 

女性は要注意!月のものには気を付けよう!

待乳山聖天の経本には、「御婦人の月の障り」と直接的な表現を避けていますが、単刀直入に言うと女性の「生理」のことです。

待乳山聖天の経本もずっと昔に作られたものでしょう。
しかし、現在でも信者の心得は大切にされています。

 

待乳山聖天が毎月20日に発行している「いちょう」の4月号にも信者の心得が掲載されています。

過去に何度か掲載されているそうで、繰り返し伝えているのはとても重要であるからでしょう。
長い年月をかけて行者やご信徒が培ってきた心得は、尊重すべきものであるとも書かれています。

 

私は生理になりそうな週は、神社仏閣への参拝は控えます。
私も一信徒として、待乳山聖天で大切にしていることは大切にしたいからです。

 

女性の体は大変デリケートですので、予期しない時に突然、生理になったりすることもあるでしょう。

生理の周期が安定している方は、次の生理の時期を予測可能かと思いますが、生理不順な方にとってはとても悩ましい問題ですよね。

予期せず、突然に生理になってしまうこともあると思います。
女性なら、誰しも経験があるしょう。
正直、この場合は致し方ないと思うんですよね。

参拝中に途中で気付いた場合には、すぐにお手洗いをお借りし、遠くからでも本堂や拝殿に向かって、日を改めて参拝する旨をお伝えすればいいと思います。

 

生理中と自覚がある場合は、参拝は遠慮すべきでしょう。

約1週間も参拝が出来す、残念なお気持ちや惜しいなというお気持ちはとてもよくわかります!
特に遠方からの参拝を予定していた場合は、なおさらかと思います。

 

生理時の神社仏閣への参拝については賛否があり、全く問題ないという考え方もあるようです。

いずれにせよ「生理中の参拝は失礼かもしれない」と思い込んで参拝すると、気持ちが現実を引き寄せますので気をつけるべきでしょう。

不要な心配をしたくないので、やはり私は生理時は参拝を控えますね。

 

あまり知られていない「けがれ」の本当の意味

昔から、神社仏閣では「血」は「穢れ(けがれ)」とされています。
私もご年配の方に、「生理の時は神社には行ってはいけないのよ」なんて言われたことがあります。

 

穢れ(けがれ)と聞くと、辞書的意味合いから、何か汚いもの連想してしまいがちですが、
穢れ(けがれ)とは汚れ(けがれ)ではありません!

穢れとは気枯れ(けがれ)のことです。

 

気枯れの「気」は、気持ちの気であり、元気の気でもあります。
気とはいわば生命力のようなもので、気枯れは体が弱っている状態のことを指します。

 

生理中はお腹が痛くなったり、体がだるく感じたり、時にはイライラしたりすることもあるでしょう。

こういった時には身体をゆっくり休める必要があり、いたわりの気持ちから、穢れ(気枯れ)の状態から生命力を回復させるため、無理をして神社参りをしなくてもいいように、参拝を控える期間を設定したのだと考えられているそうです。

 

決して女性差別しているわけではないんですよね。
女性へのいたわりの気持ちを有難く受け取った方がいいでしょう。

 

服忌も生理も突然の場合が多く、自身でコントロールすることが難しいですが、参拝を控えるべきであることを知っているのと知らないのでは全然違うと思います。

神社仏閣に参拝する際は、マナーやルールを大切にしたいものですね!
こういった姿勢も必ず天に届くと思います。

 

本日もご覧頂き、誠に有難うございます。


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